ToHeart2 XRATED

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To Heart 2 XRATED 通常版

ブランド Leaf
発売日 2004年12月28日(PS2)
2005年12月09日(XRATED)
ジャンル 恋愛ADV (PS2)Leaf Visual Novel Series Vol.5 (18禁)
原画 みつみ美里 / カワタヒサシ / 甘露樹 / なかむらたけし
シナリオ 三宅章介 / 菅 宗光 / まるいたけし / 枕流
音楽 松岡純也 / 石川真也 / 下川直哉 / 中上和英 / 衣笠道雄
ムービー

シナリオ

学園恋愛物のお手本であり、王道の完成系みたいな感じ。
普通の恋愛を描いていて、ストーリーに無理がなく、身近に感じられる学園物に仕上げてる。
キャラが魅力的なのが多いし、流れも普通なのでキャラゲに近い。
学園物に付き物の行事を卒業式しか使用せず、4月長くても5月中に終わるってのも珍しい。
各ルートの長さもちょうどいい。
主人公はヘタレ。正直まったく魅力はないです。
八方美人で優しく残酷。

テキスト

設定や流れが普通なので単調になるかと思ったが、テキストが良かった。
キャラがいいってのもあるが、テキストが日常パートでもおもしろかった。
地の文と主人公の心情が多くを占めていて、会話での掛け合いは少ない。

グラフィック

キャラも可愛く万人受けし、塗りも綺麗。言うことなし!
改めてみるとちょっと少なめな感はあるが、各ルートもそんな長くないのでこんなもんか。
日常的にイベント絵を使う場面があるので少なく感じるのかも。
背景は、塗りもいいし、実に綺麗。立ち絵も溶け込めてる。
活動範囲が狭いからバリエーションは少ないが、差分がきっちりしてる。
モブの顔までしっかり描いてくれるのは嬉しい。

立ち絵

表情差分はそこそこ、仕草差分はキャラによりけり。
表情がちょくちょく印象はないが、しっかり動いていた印象はある。
ビジュアルノベルなので、あまり変化がなくても気にならないというのもある。

音楽

EDの「ありがとう」は結構好き♪いいんちょEDでは特に。
BGMは普通。曲を聴けば、このキャラのテーマ曲だってのがわかるから、テーマ曲にはキャラの個性が出てるかな。

操作性

スキップは速いと思う。
ビジュアルノベル方式なので比較しにくいが、ウィンドウ方式で見れば速いはず。
セーブスロット100個。
ロード時バックログ死んでる。
クイックセーブロードなし。
初版は場所選択が多くて、スキップの恩恵にあずかれてない。
設定は上のメニューバーから行うが、簡素。
ビジュアルノベルなので操作はタスクバーで行う。
総じて、普通。
Windowsから時間を取得してのランダム差分があるので、
クイックセーブロードは欲しかった。

ムービー

全編アニメーション。
キャラの一幕を見せて、うまくキャラの顔見せをしてるんじゃないかな。
キャラデザも崩れてないし、背景の一部に3Dを使ってるし、音楽とも合ってていい出来。
ただXRATEDになってもOPが使い回しなのが残念。

以下ネタバレあり↓↓↓↓↓↓

キャラ別感想

柚原 このみ  CV:落合祐里香

PS2版の時点では一番男らしくないヘタレルート。
決まりきった真実から目をそらし、だらだらと結論を出さないという選択肢を選ぶ最低な男。
ヘタレばっかに目がいくとイラつくけど、このみの健気さに目を向けると、結構いい感じ♪
つまり貴明のヘタレにいらいらするんじゃなくて、
そんな男を好きになってしまって、ちょっと距離を置かれ始めているのに、
健気にアタックしてくるこのみに萌える話だった!!!!

正直PS2版やったときはヘタレにいらいらしてたけど、
PC版である意味2周目やったらこういう結論に達した。
きっともっとヘタレなささらルートが出来たせいだろう。
ストーリーは妹的存在、幼馴染の典型的展開。
設定も流れもありがちなんだが、このみのキャラとテキストでおもしろく仕上がってる。
このみのこのキャラがなかったら、きつかったかも。

向坂 環  CV:伊藤静

泣きホクロが魅力的な薫子攻略して〜(ぉ
どうにも姉属性がないで、タマ姉に萌えない。
困ったことに微妙でデレというか、おろおろになってもタマ姉にまるで萌えないのです。
このみとタマ姉はTH2の中で一番らしい話だな。
妹的存在、姉的存在らしい、シナリオだった。
感情の流れもありそうで普通なのに、読んでておもしろいんだからすごいよな。

笹森 花梨  CV:中島沙樹

黄色い子はいらない子。
これはやはり否定しようがない。
黄色好きには悪いけどおもしろくない、キャラに惹きつけられない!
電波が低くなるけど、髪下ろしたほうが人気出るよねこの子。
部活に勤しんでて、それがメインだから何気に一番学園物してるな。

姫百合 珊瑚  CV:石塚さより
姫百合 瑠璃  CV:吉田小南美
HMX-17a イルファ  CV:萩原えみこ

ねじれた3角関係を見事修繕させて、4Pを実現した貴明はすばらしい逸材だな!!!
ただの心の行き違いだったってところが東鳩だよな。
でもうまく作用してるわ。キャラの位置づけやなにやらが。
イルファさん個別ルートも欲しかったけど、これやると無理だってのが分かるよな。

十波 由真  CV:生天目仁美

ボーイ・ミーツ・ガールもので、実にシンプルであり、綺麗に終わっている。
ちょっと精神年齢低いけど、ちょっかい出し合いながら、いろいろあり意識し始め、夢で悩み奔走する青春を地でいってる。夕日の沈む渡り廊下とか、もうなんつーかとっても青春だ!!!!
いいんちょの登場のタイミングがすばらしすぎるな。
しかも毎回あどけない顔しやがって策士め。
このみとタマ姉みたいな関係で、いいんちょと由真。
個別ルート入ると他のキャラが出なくなってくる中、こういうのはやっぱ必要。

ルーシー・マリア・ミソラ  CV:夏樹リオ

宇宙人設定でも学園物にして、宇宙人も忘れず加えて実に綺麗にまとめてる!!!!
いらない子だった花梨がここにきて登場し、そのおかげで無理がなくなってる。
別れもいい感じにまとめてるし。
はじめこのキャラは完全電波だと思ってたんだけど、
意外にも博識で早老でおもしろいキャラだったので、びっくりした!!!
なんとも不思議なキャラ付けするよな〜。
エピローグはるーこは光より速い光に乗って来てるから、相対性理論が関係してくるな。
自分内ではなんとなく納得してるが、一度しっかり相対性理論の本でも読むか。。。

小牧 愛佳  CV:力丸乃りこ

いいんちょの挙動や言動の可愛さは異常!!!!
貴明じゃなかったらうっかり襲ってバットエンドだぜ!!
しかしあまりにも苦手なんですっていうか、経験がないっていう初々しさが楽しい!!!!
しかもいいんちょだけでなく、貴明もそうだから困り者だ……
いいんちょを小動物みたいに愛で続けるかと思ったが、意外にも泣ける展開と話だった。
ありがとうの気持ちを、他人の感謝の気持ちや自分は必要とされてる感謝されてるってのを、
タイを桜の花びらにする、みんなの力でってので表したのはうまかったね。
たいして言葉は使わず絵だけで表現できたのもポイント高い!
愛佳エロイよ愛佳。
恥ずかしがり屋の癖に感じやすいのは確かに反則!!!
「もっとセックスする!」はいいんちょのセリフじゃなかったのか……てっきりそうだと。

草壁 優季  CV:佐藤利奈

短いけど、しっかりまとまってて布石も回収する、ある意味すごいショートストーリー。
幽体離脱やらタイムスリップやら幽霊トリック満点だが、短くまとめるには最適かも。
日和みたいかと思ったけど、しっかり記憶があり助けに来たってのが大きな違いか。
なんか好きなんだよなこのキャラ。黒髪ロングだからか?
最速落としだな貴明。ここまで早くエロに持ち込むすばらしさ!!
過去フラグだけで再開してちょっとだから、神業じゃないかと。
もっともっとwwww

久寿川 ささら  CV:小野涼子

このみルートをも越えた最々ヘタレルート。
このみのときのように、健気なささらに萌えるとかすらできないレベル。
もうささらが健気過ぎてかわいそすぎる(つд⊂)
このみと違ってささらはネガティブだから余計いたたまれない。。。
卒業式までは綺麗な友情を、ささらの難しい心情をうまく描いた物語で好きなのにな。
送辞でのささらの崩れ去る様は泣ける(ノД`)
でもそこから貴明の殺したくなるほどうじうじしたヘタレ物語が始まるからどうにも……
まーりゃん先輩と雄二がいなかったらもうどうにもならんし。
全体通してまーりゃん先輩に救われてるよなこの話。
貴明は性格変わりすぎだよな。
卒業式まではありえない強引ぷりで、生徒会の仕事に介入もといささらに接触を図って、かつまーりゃん先輩との仲を取り持つなんて、ヘタレのヘの字もなかったのに、それからは最ヘタレをかまして、ささらの一大決心の猛烈アタックすら放置プレイでかわいそうな子みたいにし、もう雄二と代われよとまで思わせるヘタレ逃げっぷりにイライラし、付き合ってからは青春爆走して、もうお前は誰だと……
ささらはTH2の中で一番ビジュアル的にエロイね!!!
立ち絵の時点で既にエロイ!!!特に私服のエロさもヤバイ!!
最後は一枚絵でいいからクリスマスにニューヨークで再会した絵がほしかったな〜。

総評

最初にも言ったが、学園恋愛物の王道って感じ。
王道だからこそ、流れや心情がありきたりなので、先が読めてしまうこともある。
そもそもPS2版やってたので、全部知ってるし覚えてる状態でのプレイだったが、それでも日常パートで笑い、キャラに萌え、ヘタレにイライラした。1年以上ぶりだったせいか飽きは来なかった。
設定やキャラが魅力的だが、それだけでなくテキストもキャラの動かし方がうまいのだろう。
主人公がヘタレじゃなかったら、個人的には評価が結構上がるのだが、そうすると逆に攻略できそうもないキャラがいるので、一長一短か。
ルートによってヘタレ加減も違ってくるし、CG綺麗で万人向けするゲームだし、傑作ではないけどやって損はないんじゃないかな。