俺たちに翼はない

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oretsuba

ブランド Navel
発売日 2009年1月30日
ジャンル 恋愛アドベンチャー
原画 西又葵
シナリオ 王雀孫
音楽 アッチョリケ
ムービー アスリード

シナリオ

おもしろかった、おもしろかったがなんか消化不良。
個別ルートに関しては、山がもう一つ分足りてなかった印象。
基本的に泣きではなく笑い重視なのでシリアスされても、あれなのかもしれないけど。
尺は、待たせたかいあって長かった。
共通ルート7、個別ルート3って割合。
共通ルートで各主人公のプロローグを4つやって、選択肢によって個別ルートへ飛ぶ仕様。
1章の羽田鷹志編は正直取っつきにくいので、これを許せるかどうか。
まずは体験版をやってみることをオススメする。
4章にもまた1章以上にきついので、そこをどう解釈するかも、この作品の評価が変わってくる。
言ってしまえば、人を選びます。

テキスト

かなり笑えるwwwww
テキスト量もかなりもので、シナリオの進みに比べてテキストが多く感じた。
会話のみで成り立つようなテキストが多くて、プレイ時間がさらに伸びる。
でもキャラの掛け合いというか、コントは最高におもしろかった!!!
1章と4章はかなり痛いテキストがあるので注意が必要。
このテキストでリタイアする人もいるのではないかと。

グラフィック

蔵人「あ?どのキャラっておまえ、こいつらみんな同じような顔じゃねえか」
とそれは置いといて、シナリオの長さ相応の量。
エロシーンは一人2〜3回。
キャラ絵はもちろん綺麗なのはいうまでもないが、今回目を引いたのは背景!
4人も主人公がいると行動範囲も広くて量もそこそこあるし(かぶってもいるけど)、
立ち絵と違和感なくマッチしていて実によかった。

立ち絵

キャラも豊富だし、表情差分も豊富でよかった。
立ち絵GALLERYもあるし、量が把握できて助かる。
個人的に、日和子の魚の死んだような目が一番好き!!!(爆

音楽

全58曲。
主人公によってベースとなる音が違うので、いろんなBGMを楽しめた。
コミカルな鷲介編とハードな隼人編のBGMが好き。
歌曲は『Jewelry tears』『Sky Sanctuary』『光陰の海原』とかよかったが、
一番よかったのは『微笑みジェノサイド』!!!!
これを流されたときは、かなりテンションあがった!!!
光GENJIっぽくて懐かしくも盛り上がる!

操作性

スキップ極速
セーブスロット100個
オートセーブスロット10個
クイックセーブスロット10個
ロード時バックログあり
その他諸々、音声調節、キーボード操作あり
かなり満足できる出来。
ただ一つ残念なのが、既読スキップの判定がテキスト単位ではなくシーン単位だったこと。
たいしてテキスト変わってないのに、既読スキップできなかったシーンがあっていらいらした。

ムービー

TV版SHUFFLE!を手がけたアスリード製のOPがすばらしい!!!!!
よく動くし、キャラの顔見せの仕方も実にうまかった。
ゲストととして、美空学園に稟と楓、樹がいるのとかツボ押さえてるし。
物語の最初を盛り上げるのに最適!!!
まとめシナリオに入るまえのSecondOPもかなりよかった!!!!
4つのプロローグを経てきたからこそわかるOPの良さ。恐れ入った!
簡易的な3Dの棒人間をうまくつかって、奈落や人をうまく表現していた。

以下ネタバレあり↓↓↓↓↓↓

編別感想

羽田 鷹志

第一の難関。妄想内のグレダガルドに引き籠もる少年。
いきなりグレダガルドへ行かれたときは正直引いたわ。こっち方面の作品なのかと思った。
ちょうど最近カオスヘッドやってなかったら軽く受け流せなかったかもしれない。
そんな好きにはなれない主人公なんですけど、ある種一番かわいそうな奴だよな。
鷹志編は1週目はつまらないけど、2週目に日付に注意してプレイすると実はおもしろかったりする。
伽楼羅とヨージが現れた日は12月3日、で鷹志編が始まるのも12月3日。
しかも風呂場で目覚めてるから、鷹志編が始まるのは、ヨージが小鳩にお風呂でいたずらをしてしまった後だったりする!!!!
かなりすごい状況から始まってるよな鷹志編って。。。
だがこれで、小鳩が裸のまま居間で寝ていた理由、明日香やハリューの言動にも納得がいく。
鷹志編自体はあまりおもしろくないが、こういう伏線が隠されているから侮れないな。
■渡来明日香
明日香は正統派ヒロインの容姿しているくせにかわいげないし、からかいコント要員の方が合ってるような気がする。
正式に付き合ってからの渡来S香はとってもよかったけどね(ぉ
渡来ルートは普通だったので特に印象ないや。
■山科京
初回プレイ明日香をガン無視して、山科ルートへ行くくらいは好きです。
ヤンデレ臭プンプンだったが見事期待に応えてくれたわ♪
結局、恋と言うよりやっぱり依存にしか見えないのだけど、まぁいいか。
ダウンの山科もアップの山科もおもしろかわいいからいいか。あのファッションはちょっと似合ってないけど。
ぶっちゃけた話。鷹志編で一番印象に残ったのは、ハリューだね。
ギャルゲにはまって、鷹志とシャッフルの話をしだしてから急におもしろキャラになってかなり好感度アップ!!!
渡来ルートでは、かなりかっこよかったし、ハリューがいてこそのおもしろさだったのかも。

千歳 鷲介

5行に一回ギャグがある話。軽部狩男がいなかったら為し得なかっただろう。
王雀孫が行っていたとおり、一番人気の出るルートだとこれ。間違いない!
玉泉がかわいすぎるだろ常考!
一番フラグ立てるのに頑張っている主人公だよな。さすがぬるぬる鷲介。
玉泉ルートはほかと違い一番締めがよかった♪まぁ他が悪いだけなのかもだけど。
アレックス3で『微笑みジェノサイド』でEDとか最高すぎるわ!!!
最後のセリフが腐れヌンコだったのも、このルートのあくまでもギャグが主体をいう感じでよかった。
『いつだって☆プリズム』が洋現社で章取ったし、紀奈子さんは大学生になったし、
日和子も鷲介に敬語じゃなくなって、シュウちゃんになってかわいさ倍増だし。
すばらしく大団円だ。
それに鷲介が小説として、『俺たちに翼はない』としてみんなのことを書くというのもいい後日談だよ。

成田 隼人

プロローグ的には、起承転結の承と転の間くらいかな。
ハードボイルドなだけあって、仲間のために戦うかっこいい隼人の話。
LR2001とチケドンとバニィDのボケと隼人のツッコミという体制は鉄板だな。
つか柳木原のみんなは芸人を目指しているじゃないかと思えるほど、掛け合いがすばらしいわ。
戦う者の話なので、結構な山場もあった。
R-Wingとの戦いで、マルチネスは指されるし、プラチナは死ぬし、メンマは襲われるし、
「世界が平和になりますように」と自らの誰かをやっつけてやりたい心を押さえ込んだり、
憎しみの連鎖は止めなくてはならないという、神父のじいさんの教えに従って森里を許してやったり、
たとえ一度は憤慨したとしても、それを押さえ込んだ隼人はほんと漢だよ。
プラチナが死ぬとか実は死んでなかったとかは、両方とも直前の死ぬ演技にかかっていてびびった!!!
故郷のこと話して死亡フラグを立てていたのに、それすらミスリードだったとは……やるなー王雀孫。
鳴はまぁおもしろいキャラだったよ。そんだけ。
ヒロインとしてはどうでもいいけど、るーとかーくんのコンビはとっても好き♪

伊丹 伽楼羅 (共通ルート)

第2の難関。鷹志のように内向きではなく、真性のイカレタ者。
もうここはテキストもイカレれいてひどいもんだったし、読み飛ばした人もいるんじゃないか?
まぁなにかに諦めればおもしろいことはおもしろいが、正直きつかったな。
こいつのルートがあったらどうしようかとおもったが、なくてよかった。
だから伽楼羅のときはプロローグなのにエロシーンがあったのか。

羽田 ヨージ

■共通ルート
第3の難関。糞生意気なガキ。
精神年齢8歳くらいのガキが小鳩にいたずらする話。
しゃべる方もむかつくし、奈落にいたときからどうしょうもない引きこもりだし、
頭の中エロしかないみたいだし、かなりむかつく。
■羽田小鳩
小鳩ルートというより、まとめルートみたいなもん。
5人が合体して、逃げずに立ち向かう話。
こんなに簡単に統合して拍子抜けだったけど、実は統合したフリだったいうオチ。
統合してあんま支離滅裂な性格のままだったらやばいし、冷静に考えたらそうか。
最初おもしろいキャラになったな〜としか思わなかった。
小鳩の初えちぃはなんかヤだった。ヨージが全面に出ていたのも原因なんだが。
ヨージのままやってしまうのはなんか違うと思った。小鳩かわいそうだし。
エピローグで一緒に暮らすんだから、エロはアフターが綺麗だと思うんだけどな〜。
好意的に解釈すれば、あれがあったから鷹志が過去を知ることに、小鳩も協力するようになったとかかね。
過去はまぁ普通だったな。
いい話だったが、泣かそうという演出はなかったし、
小鳩が健気でかわいいな〜とか、神父のじいさんかっこよすぎだろってくらいか。
母親がヨッくんのストーカーだってのは驚いたが。鷲介のヨッくん贔屓はここから来てたのか。
もうちょっとなんか演出でもいいし。ギミックがあると思ったんだけどな。。。
SecondOPの最後の羽田と小鳩が手をつないでいるシーンがなかったのも残念。
OPいい締めだったからこういうの求めてたんだけど。
普通のエピローグみたいな再会ENDみたいになっちゃったし。
演出ならOPのほうがうまいのかもしれない。

総評

全体を通して一応はまとまっていた。秀作かね。
シナリオ的にはちょっと物足りない面もあるが、テキストでカバーしてる形。
個別ルートがどうのこうのというより、主人公がどう生きるかってのが強く出てたな。
ちょっとアレな主人公もいたが、人間の内面は綺麗事だけの一面性では語れないと言うことで。
個別ルートは、通常のエロゲなら付き合ってエロがあってから一波乱合って大団円になるんだが、
付き合ってエロがあって終わりということになっているから、物足りないんだろ思う。
いくつかの難関はあるものの2章と3章は鉄板かな。
笑いという面でも盛り上がりという面でも、まとまってたし締め方もよかった。
ただ紀奈子さんと香田が攻略できないのは納得がいかん!!!!林田も含めたFD希望!!