世界でいちばんNGな恋

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ブランド HERMIT
発売日 2007年11月22日
ジャンル 年の差カップルホームコメディADV
原画 みこしまつり
デフォルメイラスト 鳥取砂丘
シナリオ 丸戸史明 with 企画屋
音楽 橋本鏡也 / ロドリゲスのぶ / 如月まさと
ムービー 神月社

シナリオ

ままらぶの後継作。
戯画の丸戸じゃなくてHERMITの丸戸だった。
戯画では出来ないことをこれでもかとやってる。
戯画丸戸とは趣向が違うので注意を。
ショコラ・パルフェ系統ではなく、ままらぶ系統ですので。
形式はままらぶと同じ章仕立て。
OPは毎章流れるが、今回はテレビ画面ではないので毎章キャストロールはなし。
ボリュームはままらぶより多め。
シナリオは確かに泣けるってものでもなくて、ちょい鬱もあるけど微笑ましく心温まるストーリー。
ままらぶはテレビのホームコメディだったけど、NG恋はドタバタ人情劇って感じ。
でも笑えて山場も多く飽きが来ない。テンポがいいね。
ご当地ネタや過去作ネタも多くて、わかんなかったり笑えたり。
トコにすごくウェイトが置かれてるから、選択肢が重い。。。
トコを選んだら選んだで背徳感があるけど……
メインヒロインの扱いがうまくなってるから、ままらぶよりも重くおもしろい。

テキスト

開発日誌にて丸戸さんが言っていたとおり、
読みやすいテキスト、読みやすい展開だった。
オチに関しては読みにくかったけど。
ほぼ会話のみで構成させる、登場人物の掛け合いも絶妙!!!!
このキャラのやり取りこそが、丸戸さんの力が垣間見える瞬間じゃないかと。

グラフィック

シナリオの長さに比べたら多めかな。
デフォルメもあるし、欲しい場面にイベント絵があり満足。
絵も綺麗だし、立ち絵と違ってもいない。
がエロCGに関しては慣れてないのかちょっと変。
乳首の描き方もちょっと好きじゃない。
背景は良く出るところは大丈夫なんだが、
たまにしか使わない背景はかなり手抜き。
ままらぶの背景が出てきて吹いた!!!

立ち絵

1年通して話があるので、服装が豊富。
表情差分もヒロインは29パターンあって豊富。
いい表情が多くて楽しめる。

音楽

OPはそこそこいい、EDは微妙。
BGMは物語に合ってるものの、それ単体では印象に残らん。

操作性

セーブスロット95個
オートセーブ4個
クイックセーブロードあり
スキップかなり速い
ロード時バックログ生きてる
主人公ボイス、男性ボイス、女性ボイスの音量を別々に設定可能。
エロシーンは主人公ボイスなし。
総合して満足。
ただスキップでOPも飛ばせるようにして欲しかった。

ムービー

全体的に神月社だな〜ってOP。
音楽に合ってて、そこそこにまとめてるが、あまり手かかってない。
キャラ紹介の場所で夏夜は夏、姫緒は秋、麻実は冬、トコは春と、
物語の中で攻略する季節と符合してたりするとこは良し。
EDはまだ1キャラしか攻略してないんだから、他のキャラのCGは使わないで欲しいんだが……
モイヴめ手を抜きおって。

以下ネタバレあり↓↓↓↓↓↓

キャラ別感想

天城 夏夜  CV:風音

あおい設定の2号ちゃん。
知り合った経緯やその後の流れがまんまあおいで吹いたwww
セリフまで同じにするなんて確信犯にもほどがある!!!!しっかり非処女だったし。
あおいの二番煎じはおもしろかったが、Rippleやってない人にとってはどうなんだろ?
夏夜ルートの理のだめっぷりはすごかった!!!!
都合のいい愛人に甘えて、すべてを先延ばしにしてるし、ヒモだし。
そんなのでも、2号ちゃんは2号では満足できなくならせるし、
相変わらず罪作りな男だ。さすがは母性本能の神に愛されるだけのことはある。
このオチってままらぶのかおり似てるな。
ラブコメEDって、個別EDにしては珍しいEDだ。
さすがは2号と言うべきか……
四天王最弱だからなのか、おあい設定でもってる感じだ。

澤嶋 姫緒  CV:芝原のぞみ

実は姫緒ルートの話が一番好き。
盛り上がり方も締め方も好み♪
姫緒が一番精神年齢低いけど、一番まともな人だったね。
姫緒の甘える姿はツボだし、佐々木さんとの掛け合い、
下山課長といい木下といい、会社でもおもしろいキャラ多いし、楽しかった!!!
特に下山課長はサブキャラの中で一番好き♪
このルートでは、理ってすごいいい男になってるのもポイント高い。
ずっと仕事モードのスイッチ入ってるし、夏夜ルートと比べたら雲泥の差。
どもらないし、しっかり行動するし、ヒモじゃないし。
締めはこの作品の中で一番の泣き所じゃないかな。
トコのことを思っての行動は、姫緒と理を引き裂く作戦でもあり、
人のいい人で親馬鹿だと知れた順平とトコの心温まる会話。
最後にこの親父に泣かされるとは思わなかった。
この3人仲良くのCGが微笑ましくも涙を誘う。
芝原のぞみさんは普通の演技はいいんだが、なんでこんなにあえぎ声下手なんだ?
キャリアあるのに……『青空の見える丘』のときはあえぎ声全然なかったから判断できなかったけど、こんなに下手の人なの?
あえぎ声だけなら里伽子の中の人より下手かも。
声がまるっきり変わるのはさすがにどうかと思う……

香野 麻実  CV:一色ヒカル

11月22日いい夫婦の日に発売なのに、ダメな夫婦の物語。
四天王の2番目でもあるから他より重いが、裏ヒロインとまではいかないな。
戯画ならまだしもHERMITだからね、狼中年にはぎりぎりでならなかったかな。
ボス要素の設定はあるけど、それをどんどんダメに腐っていくとこをコミカルに描いたことと、トコの存在でそうじゃなくなってる。
分岐前のトコと麻実の戦いがものすごいし、クリスマスイブのトコを見せられたらそれどころじゃない感じ。
夏夜のときよりもトコを選ばなかった罪悪感はすごかった。
ダメになり方だったら麻実が一番か?
諦めの悪さも一番だし、スペシャルのほうでは、
穂香が帰ってきて理が追い出されたら、すぐに囲もうとするし笑えるwww
先が見えてしまうと、どんどん腐って行ってるのがおもろい。
それにつき合わされてる夏夜と姫緒も笑える。
エピローグは結婚式の準備か、つか涼子さんの店だし(笑
不妊症が治って子供抱いてるEDでもいいと思ったが、
そうするとトコの立ち位置が微妙だから、
この母娘であり嫁姑であり元恋敵でもあるEDでいいのかもね。

陽坂 美都子  CV:夏野こおり

中○生ヒロイン。
5年って言葉で気付く人は気付くよね。
気付かない人は秋泉大附の制服着るまで気付かないかな?
年齢さえ分かっていれば、スペシャルはさすがに展開もオチも読めたね。
予想通り進むってのもちょっとつまらないものだけど。
スペシャル自体はトコルートのちょっと長いエピローグって感じだったな。
共通ルートこそがトコルートでもあり、この作品自体がトコルートでもあるって感じだ。
全てにおいて重要なファクターになってるからね。
ヒロインの分岐ごとにトコが苦労してて、本当に選んでやらないと辛かった。
トコが尾関に持っていかれそうになったのが一番きつかった。。。
未遂でもNTRは勘弁してください。倫子もうざかったりしたし。
周囲に認めてもらえないけど、二人でいる幸せを取ったことによる、世間の風と寂しさを入れてひとまず終わらせたのは良かった。プレイしててちょっと痛かったけど必要なものだし。
結婚EDは微笑ましいね〜幸せで泣いてるとこなんか実にいい。
笑って引っ張ってたら麻実と同じになっちゃうしね。
子供の名前を麻実に決めさせるなんて、懐広すぎだし、ほんと優しさであふれてる。

総評

トコが表も裏もなくメインヒロインってのは間違いない。
ままらぶではキャラによって絡みが薄かった涼子さんだったが、
そこを改善し、どのルートでもトコを絡むようにしてるから、
トコを選ばない罪悪感は格別。ヒロインの分岐のたびに修羅場ってるからね。
トコというエッセンスがなかったら平凡な話になっちゃうけどうまく絡めてた。
フラグが立たなくても諦めきれない女同盟として、しっかり物語に組み込まれているのも良し。
むしろそっちのほうが生き生きしてるようにも見えるし。
まぁそのせいで男住人3人の出番が減ったんだけどね、自虐してたし。
キャラのダメ度は、
穂香>>>|(越えられない壁)>>麻実>>夏夜>>>>>美都子>姫緒
こんな感じかな。
穂香はウザかった!!!!!!
自分の都合ばっかで、人のこと聞かないし、
自分の都合で人の成果をなかったことしようとするし、完全なる自己中。
今回ばかりはまきいづみボイスにいらいらせずにはいられない。
まさか穂香が登場人物中一番ダメな人だったとは……
好きなキャラは姫緒と麻実。
特にトコルートいってからのやさぐれようが大好き!
全体的にもままらぶよりおもしろくなってる。
コメディ一辺倒だったままらぶと違い、しっかりシリアスを絡めてきて深みが出てきてる。
涼子さんより禁断の恋してる感出てたしね。倫理的にもいろんな意味で。
メインヒロインの扱いもうまくなったし、総合的には傑作とまでは行かずとも秀作かと。