ななついろ★ドロップス Pure!!

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ブランド ユニゾンシフト
発売日 2007年9月20日
ジャンル 恋愛初心者どきどき★ADV
キャラクターデザイン いとうのいぢ
原画 いとうのいぢ / ぺろ
原作・原案 @ピース
シナリオ 市川 環 / 風間ぼなんざ / 神野正樹
音楽 水月陵
ムービー どせい

シナリオ

全国のフローラファンのみなさん!
ついにフローラを攻略できますよ!!!!!さぁ突撃だ!!!!

PC版のシナリオは王道で先の予測がしやすかったけど、
PS2版はシナリオは練っているなという印象。
ただPS2版シナリオに力が寄っちゃってて、もうちょっと演出が映えて感動を誘うテキストにしてほしかったところがある。
シナリオの構成自体はよかったので、ちょっともったいない。

フローラやユーリとのデートシーンやかなり可愛さ満点でノックアウトされたのですが、新規ルートはシナリオ優先にしたせいか甘々なシーンが少なかったのが残念。。。
大抵は失敗する移植とPS2新規ルートだが、話はおもしろかったし移植作としておすすめできる作品です。
神野正樹さんにはこれからも頑張っていただきたい。

攻略が必要ないくらい簡単なフラグですが、フローラとユーリはすももルートをクリアしないと、ルート開放されないから注意!!
PC版すでにやっていて新キャラだけ攻略したい人はご注意を。

テキスト

グラフィック

PC版のエロCGはなくなってますが、
代わりのイベントCGが増えているので少なくなった印象はない。
逆に物語に彩りが増した。より話にのめりこめる。

シナリオの長さに比べてイベントCGは多い。
SDは減ってなくて、フローラとユーリの分だけ増えた。
フローラのSDがひとつしかなくて残念。。。

PS2だけどパンチラOK。
すもものカットインはもろだね。
ノナちゃんのほうは星で隠してるけど、見えてるし。
お風呂CGは湯気と泡で隠したか、バスタオルじゃなくて良かった♪

教室の背景って黒板から視点なんだよな、珍しい。

立ち絵

既存キャラは水着差分が増えた。
水着がキャラに合ってるな〜、みんなマッチしてる。

フローラとユーリの表情差分も既存キャラと同じく豊富。
あとカリン様の私服立ち絵ができた。

音楽

フローラEDの『Wishing…』がすごくいい!!!!

曲もさることながら歌詞がイイ!!!!
フローラルートの後に聞くと、フローラの切なさがすごく伝わってくる。
シナリオでなく、音楽に泣かせられるのは久しぶり。

操作性

立ち絵とボイスを毎回ディスクから読み込むから、立ち絵の切り替えが遅い。よってスキップも遅い。ボイスも読み込むから、立ち絵が代わらなくても、クリックからの反応が遅く感じる。
ハードに関係なくこうなるのか、初めてのPS2だからか?

ロードは速い。
ロード時バックログは生きてが、バックログがちょっと少ない。

システム音量は操作できて欲しかったな、音量でかい。
PC版同様、エピソードセレクトで各話ごとプレイできるのは変わらない。

スタンドCGモードが良くなってる!!!!!あれほど望んだリスト化がされてる!!よくやった♪
ユーリがいるのに、すももの変身姿の名称がPC版のままプリマ・プラムになってる。
ユーリ……(´・ω・)カワイソス

ムービー

攻略キャラが増えてても、かなりいい出来!!!

SDの使い方、エフェクトもPC版同様うまい!!!
PC版より40秒ほど長くなってて、効果的にCGを使えてる。

キャラ紹介でフローラの位置がサブのままだったのは残念だけど。
かわりにラギーがいい登場の仕方してるしwww
音楽とも合ってるし、PC版と同じ部分も改良が加えられており、完璧ですね!

以下ネタバレあり↓↓↓↓↓↓

キャラ別感想

秋姫 すもも  CV:結本 ミチル

PC版プレイ済みでアニメも見て、シナリオ知ってても目が潤むね、演出にやられる。
ボイスをあまり聞いてないからか、恥ずかしさは初回プレイより薄れるな。
あの恥ずかしさは結本さんのボイスにかなりウエイトがあると見た。

第6話と整合性をつけるために、第5話と同じく第5話 an intervalでも、
惚れ薬の効果が続いてて、すももがかわいそうになる終わり方なのか……
キスの件だけで十分なのにすももがかわいそうだ。

すももが好きだと告白されてから、返事を返すまでに迷う流れはよくできてる。
付き合ってって言われてないから、好きってのは嫌いじゃないってことだとおもったり、それを悩み苦しむ、それを知り石蕗は自分の甘えを知る。うまいな。

エロ補完がうまい!!!!
エロ未遂での性描写なくなってから、最後のえちぃの約束もなくなったし、石蕗の気持ちが微妙に定まってないから、エロではなくキスで止めてくれたほうがいいと思う。
スタッフは原作のエロは自然な流れだと思ってたみたいだが、キスされて好きだと気付いてすぐにえちぃになるのは、他のゲームならいざ知らずななついろではちょっと合わないと思うんだけどな。
やっぱラストは小説版のほうが好きだわ。


唐突だが記憶が消える条件について考えてみる。

すももルート 他ルート
変身薬 変身薬
↓ 正体がばれて時間を戻す ↓ 正体がばれない
変身薬+フィグラーレの力 変身薬
↓ 星のしずく薬で元に戻す ↓ 星のしずく薬で元に戻す
変身薬+星のしずく薬=0
フィグラーレの力+フィグラーレの力=0
変身薬+星のしずく薬+フィグラーレの力
=0+フィグラーレの力

すももルートは全て0になり、石蕗は完全にレトロシェーナの人になるため、記憶を消さなければならなくなる。
他のルートでは、フィグラーレの力が残ってるから、フィグラーレとレトロシェーナとの中間の存在になるのかな。

八重野 撫子  CV:宗川 梗

ナコちゃんはすももと近いせいもありアシストが実にうまいけど、話の主体はすももとナコちゃんの友情になってるんだよな。
フローラはすべて恋とかを知った上で気持ちを抑え引いたんだけど、ナコちゃんはとまどいかな知らない感情への……

フローラルートよりナコルートのすもものほうがきつくね?
告白より先に石蕗も気持ちを知ってしまって、思いの行き場がなくなったんだから。
すもも強いなー!石蕗の気持ちに気付いても平静を保ちさらに応援までするなんて。。。

最後のエロシーンカットしてからデートでキスまでの流れはよかったな〜(ノ´∀`*)
エロがいらないのは分かってたけど、ピロートークの一つずつやっていこうを使って、
ここでは何もせず、デートの後指輪を渡したときにキスをする演出にやられた!!!
作品柄エロよりこっちのほうがいいね。

結城 ノナ  CV:永杜 紗枝

さすがはノナちゃん!PS2でもエロイぜ!!!

ユキちゃんを胸の谷間で洗うのがスポンジになってて(´・ω・`)ガッカリ…
故意じゃないけど酒もOKなんだ、今回はソニーゆるいな。

声がちょっと変わってるな。
新規ルートだと気にならないけど、エロ補完などちょっとだけ新規撮りのがあると違いがよく分かる。
アスパラではなくノナちゃんのほうが違いが大きい。
まぁすぐ慣れるし、それほど気にはならんだろ。
家計の茉莉に比べたら……進藤はいつ聞いても同じなのにな〜。

最後のエピローグがすごい破壊力!!!!
新規でこんなの書いてくるなんてやられた!!!!
ツインテールでエプロンで新妻みたいで甘々だーー!!!!

皐 ユリーシア  CV:成瀬 未亜

設定は王道だけど、いままでななついろにない方面が出てておもしろかった!!!

キャラも恥ずかしくなるくらいの元気系だし実は幼女だしキャラ立ちはバッチリ!
年下だからか石蕗が普通に良い主人公に見える。
他ルートより普通に話してる印象がある。これがユーリの力か。

ユーリもいいけど、めいもかわいいな〜、犯罪だけど(ぉ
108cmですか、リアル幼女じゃないですか!!??
成瀬さん曰く声は、めい10歳、ユーリ16歳らしい。
他のキャラは18歳以上なんだけどね(爆

石蕗はすもも以上に外見も中身もロリを発見し、完璧なロリコンの称号を得たね(笑

さてシナリオのほうだが、この作品の中で一番スピニアの対抗戦をやってて、
ノナちゃんの評価がすごい上がる!!!
すごく紳士?的でスポーツマンシップにのっとり、正々堂々と戦い、後輩の面倒見たり、切磋琢磨してるのがすごく伝わる。

すももルートでは、やられ役になってて見られなかったノナちゃんの本質を見れたのは嬉しい限り。
嘘をついてることに、本当のことを教えて嫌われたらどうしようということを恐れず、勇気を出して本当のことを話せば、それを受け入れることができるほどの好きを石蕗は持ってたんだね。
口下手と言いつつもいいこと言ってるし、鈴蘭のプレゼントも冴えてて、めっちゃいい男じゃないですか!?

思いが通じて抱き合ったとき、指輪の輝きが戻ったのはちょっと感動。
あとのテキストでまだ灰色のままって言ってたから、一気には戻らないのかね?

シャナと悠二とアラストールキタ——(゚∀゚)——!!
すごく短いけど高橋弥七郎先生書き下ろしですか、わざわざご苦労様です。
ななついろはメディアワークス初の移植作品で、なぜメディアワークスなのかということで出したみたい。
ファンサービスにしても、あまりに短かったが、宣伝としてはうまくいってるか。

小岩井 フローラ  CV:黒河 奈美

ねんがんのフローラルート!
だが他のルートに比べると、星のしずくがあまり関係してないし、主にフローラの恋への苦悩を描いてるから、他のルートに比べ地味なものになってる。

フィグラーレ出身でステラウェバーの家系だから、人の心に敏感ってのは、あとから足した設定にしては良くできてる。レードルは使い手の心の変化で変わるし。
石蕗はフローラの気持ちを、フローラは石蕗の気持ちを考えていた、二人とも自分の気持ちを考えずに。人の心が分かってしまうからこその苦悩。
すももを応援しなきゃ行けないのに、自分の思いを抑えられず苦悩するフローラがよくできてた。

フローラに星のしずくが降ってからは超展開だったけど、カリン様がうまい具合に話を収めてくれたので、これでも良いかと思う。

肝試し、海、メガネをかけてくれるとこ、デートのシーンはめっちゃフローラかわいかったです!!!!
特に石蕗のギャップにやられるフローラとかかわいすぎ!!!
ちょっと弱いとこ見せたり、ぼ〜っと見とれてたりして、新たな一面が見れた。
こんなところでメガネ男子としての本領を発揮するなんて……

デートでは黒いのか天然なのか分からない仕草を取ったしたが、どっちにしろかわいいから許す!!!
エピローグで、もうちょっとあまあまなシーンも欲しかったんだけどな〜。
名前で呼んでって言ってるが、実際に呼んだら赤くなるフローラとか。
付き合うことになってから、クラスのみんなとすももとはどうなってるかとか。


1週目では双方の気持ちがいまいち分かりにくかったが、2週目でようやく理解できた。フローラは心が読めるから、フローラは片思いじゃないと思ってたから、分かりにくかったんだ。
石蕗は告白まで好きという感情は心に描いてなかったし、読めなかったんだな。

↓以下は二人の気持ちを整理したメモみたいなものなので、気にならなかった人は読まなくていいです。。。

石蕗はデートのときくらいから、フローラのことを助けてあげたい以上に気になっていた。
デートの最後のキスで自分の気持ちが膨らんだが、どうしてフローラがキスしたか分からず悩み迷う。
フローラがキスはお礼だと、好きとかじゃないと、誤解しないでと言うから、フローラがそう望むのならと自分の気持ちに気付かないようにした。
フローラは海のとき好きになってしまって、バイトのときもどんどん好きになっていって、でもすももの気持ちを知っているから、自分は特別な女の子じゃないから、気持ちは蓋をしようとした。
最後の願いとしてデートをして満足できるかと思ったが、逆に思いは大きく深くなっていった。
すももの告白もあり、応援して自分は引き下がろうと思ったが、自分の心に耐えられず学校を休む。
フローラは屋上の時点では、石蕗の心がまだ定まってなかったから、石蕗がフローラのことを好きって気付いてなかった。石蕗自身もドアを開けるまで気付いてなかったんだから。
でもフローラのことを心配している。すももを置いてでも心配していることは伝わってきたから、優しいねって言ったのか。
すもものことがあるのに、石蕗の言葉がこころの底からのものだと、本当に優しいことが分かって、自分の気持ちを抑えられずに泣いちゃった。
二つの手のひらは小さすぎて、大事なものをひとつしか抱えられない。
そしてそのたったひとつを選ぶ時、きっと何かを捨てたり、誰かを傷つけてしまう。
石蕗に気持ちを伝えたら、すももが悲しんでしまうと、このままの関係でいられなくなるかもしれないと、フローラは思っていた。
フローラは石蕗が生物準備室のドアを開けるまで、この恋は片思いだと思っていた。
たとえ心が読めても、石蕗の心は定まってなかったから、読めなかった。
もしくは心が不安定で、力が弱まって読めなかった。
フローラの本当の気持ちを知って、初めて石蕗の心は定まった。フローラが好きだと。

総評

エロがいらないなら、PS2版やったほうがいいですね!!!

PC版をやった人なら絶対攻略したいと思う、フローラを攻略できるし、ユーリまで付いてきます。シナリオも綺麗に移植されてて、新規シナリオも納得できる出来だった。

エロがなくなった代わりに、新規CGも追加されてて物語に彩りが増しましたし、
ちょっとシステムが悪いけど、それを補完するエピソードセレクトがありますし、
Key以外の移植では久しぶりの当たりだった!!!

余談だが、ユーリルートでは、いままで使われなかった設定が使われたり、補完されてた。

  • 月が7回満ちるまでに元に戻らないといけない設定。
    • 薬飲んだのが5月だから12月中に戻らなきゃいけない、クリスマスを使えたのは偶然か否か。。。
  • フィグラーレにも星のしずくは降るけど、レトロシェーナのほうが質が格段に良くて、星のしずくと呼ぶのはレトロシェーナのほうだけ
    • フィグラーレって星のしずくが世界の動力源なんだよな……振らなくなったらどうするんよ。
  • 学校対抗戦は長くても半年で終わる
    • すももルートでも長かったんだな。半年以上もやる対抗戦ってどうなんよ?と思ったが。

公式パーフェクトビジュアルブックに各キャラの誕生花の花言葉が書いてあって、
特に気に入ったのは、

石蕗正晴 ツワブキ(愛よよみがえれ、謙譲、困難に傷つけられない)
小岩井フローラ トチトマ(せつない思い、恋するつらさ、あなたを思って胸が痛む)
皐ユリーシア 鈴蘭(約束、幸福が戻ってくる、純潔、繊細)
秋姫カリン カリン(唯一の愛、豊麗、優雅)
秋姫正史郎 ヘリオトロープ(永久の愛、献身的な愛)

石蕗の『愛よよみがえれ』はもろすももルートだね、このための名前だったのか。
フローラのは全てがフローラルートを象徴してるし。
ユーリは作中にも出てきたし。
カリン様の『唯一の愛』と正史郎の『永久の愛』のマッチさといったらなんとも言えないね。

実にキャラとシナリオに合ってて、かなり楽しめるのでクリア後にどうぞ、公式パーフェクトビジュアルブックおすすめです!!!!