遥かに仰ぎ、麗しの

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遥かに仰ぎ麗しの 通常版

ブランド PULLTOP
発売日 2006年11月24日
ジャンル 恋愛アドベンチャーゲーム
原画 藤原々々
SD原画 仁之丞
シナリオ 丸谷秀人(分校系)/ 健速(本校系)
音楽 ファクトリーノイズ&AG
ムービー どせい(OP)/ はらいち(ED)/ 癸乙夜(EP)

シナリオ

あ〜もうなにもかもぷりちー!

■分校系

栖香の威力が凄過ぎた!!!!!
下で書くがすばらしい名言を発してくれた。
そのせいか分校は栖香しか特に記憶に残らなかった。
本校系とは違いエロエロなのでそのせいもあるかも。
エロは栖香8、美綺6、邑那2、となっていて栖香と美綺がどれほどエロエロだったか……
栖香はキャラの特性を活かしてたが、美綺と邑那はキャラというより友達や家族の面が多かった気もする。
共通ルートのイベントも好感度の違いで視点が変わるのは、話に深みが出て良いんだが、本校系なんてほぼ別だったのを思うと、繰り返しあるこっちはうざいだけとも思えてしまう。

■本校系

とりあえずみやびちゃんぷりちーと言っておこう。
キャラの特性を存分に活かしたシナリオだった。
殿子、梓乃、みやびと個性が強すぎるキャラを実にうまく調理してる。
エロは殿子1、梓乃2、みやび1、と分校系に比べ少ないが、その分シナリオを邪魔していなくて個人的には良い。
だがさすがに1回は少ないので、本編とは別にアフターが欲しかった。

■総合

本校系と分校系で主人公が違うと思ったほうがいい!!
ライターの性質を言うか向かう方向性が違うから当然といえば当然。
初期設定以外二人で統一しようと思ってないみたいだし。詳しくはVFBで。
テキストはどっちのライターも誤字が多い。状況描写に矛盾があることもある。
言い回しが変というか、日本語の文法が綺麗でない場面があり読みにくいとこがある。
ただひらがなが続きすぎるところで分かりづらいだけの場合もあったが。
笑いはどっちも良し!
ただ読む文にはそれほど気にはならんレベル。
丸谷さんはエロゲライターらしく、シナリオにエロを絡ませる人で。
健速さんはヒロイン視点も用いて心理描写にも力を入れ、論理的に物語を形作る人。
統一性には欠けるが、違う主人公と考えると一粒で二度おいしい作品。
泣きゲーぽく見えるが、泣きゲーではなく爽快ゲーとでも言うべきかね。
設定は特殊だけど学園ものだから万人に薦められるものだね。
丸谷2:健速8で合成すれば、論理的に必要なエロを組み込んだすばらしいシナリオになりそうだな〜(ぉ
攻略順は某掲示板の人たちの言ったとおり、
分校系『栖香→美綺→邑那』
本校系『殿子→梓乃→みやび』
を推奨する。
個人的にはみやびはラストで。分校系→本校系の流れで。

テキスト

グラフィック

シナリオの量に比べ少ない!!
エロCG抜かすとかなり少ない。
そのエロCGですら使いまわしすぎで萎える。
回想の数だけエロCGは欲しい。何度も同じCGや体位じゃねぇ〜。
本校系に関してはエロが少ないのでCGは十分足りてて満足。
梓乃のハイタッチのCGすっごく綺麗!!!この作品で一番好きなCG♪
状況といい演出といい構図といい実にイイ!!
SDは微妙。
要所要所で入れてくれるのはいいが、普通にイベントCGで欲しかった。
それに仁之丞さんではなく、藤原々々さんのSDのほうが好きだし。
背景は細やかで綺麗。学園の広さを表現できてる。

立ち絵

立ち絵があるキャラに関しては問題なし。
量は普通、顔差分はコミカルなのがあるからわかりやすい。
キャラも照れているのが一番いい♪
立ち絵もないキャラがおもしろすぎるんですが!!!
特に分校系!!あんなにおもしろいキャラ達なのに立ち絵がないなんてもったいない!!
藤原さんの筆が遅いのか、開発期間が足りなかったのか……
VFBにラフものってたし、ますますもったいない。。。

音楽

BGMがすばらしい!!!
シューターの間ではその名も名高きファクトリーノイズ&AGさんに、同人でも有名なStudio A’さんという布陣。
ピアノと弦楽器のバランスが良い!!!バイオリンなんかはお嬢様学校の雰囲気をよく表せてる。
盛り上げ場面にはStudio A’のなみへいさんのギター曲がうまくマッチしてる。
ボーカル曲はいまいち。
曲調は作品にあっていていいが、物足りない感じ。
作品が良かったから曲も良く聞こえてくるがそれでももう一押し。
校歌は真面目な校歌でつまらん。
歌詞に学園を表すのは成功してるが、それを流すタイミングが駄目だったな。

操作性

スキップは速い。セーブスロットは十分。各種機能も装備。
特に問題なし。

ムービー

曲にも合っていてうまいんだけど、もう一押しなにか欲しい。
やっぱボーカル曲がOPぽくないせいかな〜。

以下ネタバレあり↓↓↓↓↓↓

キャラ別感想 ※ちなみに並びは攻略順

分校系

仁礼 栖香  CV:井村屋ほのか

「其れなら、私を……つ、司さんの
し、尻穴奴隷にしてくださいっ!」

衝撃の名言!!!とても純愛系だと思えないほどだ。
そんなシリアナード・レイこと仁礼栖香。
これの印象が強すぎるが、実はいいキャラしてる。
真面目な委員長タイプなんだけど、恋愛モノに疎くて知ったかぶりして強がったり、素直に知らない隠語を堂々と口にするのとか大好き♪
結局栖香は仁礼家を捨てられないために処女を渡せなかったのか。
理性と感情の食い違いか。まぁしょうがないわな。
それに気付く司はなかなかいい主人公。エロイけどね……
エロイことばっかりしているのは気付いてたのね、後でだけど……
環境が環境なので普通のデートとかないもんね。
キスに関してだけは節操なさすぎ!!!!
やばいね栖香かわいいよ!頼られるってのはいいな〜。
ハングリーなんだか、がっついてんだかわからん主人公だな。
でも思考はエロだからがっついてるか!
キスから愛撫までちくちくと進んできて、フェラも経て本番は無理でアナルへ直行か……
調教とは言わないが、すごいくらいじっくり進んでるな。
処女奪うのにここまで引っ張られるシナリオもなかなかお目にかかれない!
ただCGは少ないのにHシーンは多すぎ!!!
8シーンもあるよ!!多いな〜回想全部で20なのに……
ただ真面目であるがゆえ、言葉が足りないゆえに、引き起こした。
相手を思い合っただけなのに、悲しくもずれてしまった認識。そして誤解。

それがこの話のすべてってとこか。
いや〜よかった大団円!!!
暁さんは上原と無事婚約したし!やるな暁漢だ!!!
小曾川と高藤陀が結婚してるのも良しとしよう!
双子が暁・上原夫妻の被保護者になってたし。
そこの話の真相は邑那ルートまでわからんかったけど。
結局は栖香はエッチに強調されちゃったと(笑
お嬢様は比較的淫乱になるものが多いから、ある意味当然に結果(ぉ
ここまですっきりとしたEDになるとは思ってもなかったな。
本校系が全く絡んでないから(ライターが違うからしょうがないが)完全ではないし、榛葉の件もある、でも主要人物や周りのサブまでしっかりまとめているのは高得点♪
職も出来たし栖香とこれがすっきりの幸せな生活が送れるのも大きいが、周りも幸せなのが一番大きいのではないのかと思う
なんせ14章はfamilyだしね♪

相沢 美綺  CV:安玖深音

意外にも全ヒロイン中で一番頭が良いというか、懐が広いというか、人間がでかい!
野球でみやびーをただ説得するだけでなく、みやびーと生徒たちの齟齬も埋めるとは栖香より良くできてる。
9話のみさきちの栖香を説き崩すくだりは見事だった。栖香のセリフがとっても薄く感じる。
邑那が全部隠してたのも見抜いたし、司を救いもしたし。
美綺は実はとても人の心をよくわかってて、それをうまく誘導できる人なのだな。
桜屋敷問題は陽動は関係なくAIZAWAだけだったのか。
しかもそれは娘を思うあまりの行動。言葉があれば回避できるものだった。
あの学院という閉鎖空間が引き起こした誤解だったのか。
栖香のときと同じ発端か。
姉妹の問題解決の後は榛葉を積極的に出すこと、本校組を出すこと、風祭について触れること。
それを目的とした繋ぎのシナリオみたいだ。
と思ったが、司の過去も知れたし、好きと言わなかった理由も分かった。
栖香のときも言わなかった補完ができたね。
栖香のときは思い出さなくとも自力で好きといい泣きもしたのか。
美綺の特性を活かしたシナリオ。
全ルートをやると分かるけど、かなり特異な状況を作り出してる。
分校と本校が手を取り合って頑張ってるし、ゲストも巻き込んでるし、梓乃が堂々と説明してるし、これを作り出せた美綺はすごすぎ!!!!
このルートもエロエロだったが、栖香の後のせいかそれほどとは思わなかった。

榛葉 邑那  CV:風華

通販さんをすごく攻略したいんですが!!!!
邑那?知らんよそんな年増(ぉ
ルートに地味に入りにくいし。
通販さんは美綺ルートで、いろいろ実は積極的に参加するわ、カラオケ歌うわ、一輪車乗らせるわ。行動的だ。しかもよくしゃべるし、その魅力に気付いたんだが、ここにきてゲストだと分かったし、邑那より通販さんを救いたい!!!
双子もよかったがあっちは暁さんが持ってっちゃったし。
さて邑那の話ですが、
鹿野上が黒幕だったのはやられた!
栖香のときはあやしいとは思ってたが、いい人だったので騙された。
栖香ルートの善人ぷりもこっちのための布石だったのか……
燕玲がいい人なのは遊園地までは望み合ったけど、あの独白で悪役だと完璧に思ってしまった。
これでも見事に邑那と燕玲に騙された!
遊園地の一幕はこっちが騙したつもりだったが、騙されたいたのか……
ちょっっ暁先生かっこよすぎだろ!!!!
3秒だって!!!!!!うはっ!!!!
しかも暁さんは風祭の工作員だったのかーーーーー!!!!(雇い主源八郎だけど)
栖香ルートで司が風祭の関係者って言ったのはあながち間違いじゃないのか。

本校系

鷹月 殿子  CV:遠山枝里子

まさかのおとうさん属性のキャラだったとは!!!!
おとうさんはハクオロ・アルルゥのコンビしかないと思ってたが、案外いいな殿子も。
本校系ではヒロイン視点を用いてるので、いかに殿子が司を好きか愛してるか、それにいかに悩んでいたかがわかって、共感しやすいし話にのめりこめる。
ここまで好かれると、もうなんと言っていいものか。。。
人気投票1位なのも少し分かるかも。
もう心では相手を異性として好きになっているのに、
あくまでも親子の関係を保ちたいのは分かるけど、すごいなこの関係。。。
幼馴染では良くあるけど、父親ではなかなかお目にかかれない!
ずいぶん献身的なエロだったな。
喘ぎ声が少ないのは、遠山さんがエロゲ経験全然ないせいなのか……
フェラのときのじゅぱ音もなかったし、そこまでの力がなかったのか?
でも力がなくてもそれくらいやらせると思うが……
底無しの欲望か、本当に好きなんだな、離れたら狂気に陥ること確実だ!!
親との戦いではなく、個人としての問題解決で終わらすのか
案外あっさり終わって拍子抜け、強引すぎる気がする。
それに空ならまだしも宇宙となると……でも風祭、鷹月、八乙女、相沢、上原の力があれば可能か?
結局はこの主軸は殿子の諦める心を直してあげることなのだな。
諦めずに進めば願いは叶うと
そして真の自由ということの意味を
余談だが、なぜかCGの梓乃のフォークダンスのサムネイルが開いてる。
押すと殿子のときのキャンプファイヤーのアップしか出てこないけど。

八乙女 梓乃  CV:佐本二厘

梓乃ってそれなんてすもも?(ぉ
殿子と梓乃の関係はナコちゃんとすももの関係にクリソツ!!!!
梓乃の声はすももだしね。
てっきりすももみたいな甘すぎて恥ずかしい話が展開されるかと思ったら、
自分の世界に変化をもたらす司が憎いと印象最悪展開だったなんて。
殿子ルートで梓乃に嫌われてるだろうとは思ってたが、ここまでとは……
すももは好きな相手だからうまくしゃべれない人だから、対人恐怖症の梓乃とは根本が違うんだけどね。
肝試しとか、変質者に襲われるとか、好きだと気付いたあとの態度とか、触れることができないとか、
梓乃の恨んだり、見直したり、現実と想像の違いに戸惑う恐怖だったり、うまくいかないもどかしさだったり、気持ちの動きが良く分かるし、じっくり進んでいって楽しい♪
特にマラソン大会の最後の50mのときの梓乃の心情はすごかった!!!!
本当に司を好きで追いかけてる感じにあふれている。
しかし対人恐怖症を克服や、恋愛事情が進むきっかけになったのが、坂水のおかげというのが皮肉だな〜。
梓乃の初えちぃエロ!!!!!!
縛ってるし、梓乃の反応がいちいちエロかわいい!!!!
お尻とおへそでイかされたあとの、嫌い嫌いって言うシーンの梓乃がかわいすぎる!!!
梓乃はフェラがないんだね。ちょい残念。
普通に八乙女の後継者になってる司www
うっかり逆玉とはうまいことを言うなみやびww
最後に本当は殿ちゃんのことどう思ってるかを聞く梓乃は意地悪だな。
つくづく結ばれないルートだったな。
嫌悪から好意になって対人恐怖を乗り越えたが、次は司の恐怖があった。
でも結ばれるか結ばれないかのときが一番楽しいからおもしろかったりするけどね
「みやびちゃんぷりちー」と「尻穴奴隷」のフレーズさえなければ、梓乃が一番好きなキャラだったり。

風祭 みやび  CV:北都南

さらにもう一度、みやびちゃんぷりちー!!!!
他のルートだと野球をはじめ不遇な立場に置かれていたみやびをやっと救えた。
ちっこいみやびが一人で頑張ってるのをほっとくのは辛かった。。。
自分の気持ちが分からないか。みやびもそうだが、リーダさんも恋をする余裕もなく過ごしてきたのか……
しかもまだ学生をやっている年だったとは驚きだ!!!
司がいつ離れるかもしれないから、傍にいれくれるための魅力がなくて焦ってて、
だからいつでも傍にいようとする、かわいいな〜みやび♪
司をリーダとくっつけて司が傍にいてくれるように考えるか、自分の気持ちを抑えてまで……
ここまでみやびに愛情というか愛をしるされてるのに、気付かないまでも受けないなんてなんてやつだ!!
気付いているけど、受け入れることは出来ない、力がないというのは言い訳と前に司が言ってたし、梓乃のときと近い理由なんだな。
由はすべて分かったうえで婚約を破談にしたし、
自分が断るのが一番うまいやりかただとそこまで考えていたのか!
本当にすごい人だなこの人は!
とりあえずの平穏と未来へのための策があり、とりあえずは大丈夫と。
明確な未来を見せずに、ただ分校が「風祭の玉石」という言葉で記すのはいい表現だと思う。

総評
本校系と分校系との違いは多々あったが、おもしろかった!!!!
問題が山積みなヒロインばっかだったから、いろいろな鬱積はあったけど、それもすっきり解消してくれる爽快ゲーだった!
やり終わってよかったな〜と思える作品、満足した気持ちで終われる。
本校系と分校系では驚くほど作品の性質が違った。VFB読むとライターの違いが良くわかる!
本校系の健速さんはどんなことにも理由を求め、理詰めにシナリオを書いてるみたい。
分校系の丸谷さんは「家の問題に関しては司は無力」というのを意識したみたい。
これに関してはどっちも同じだと思うけど、分校系では実家の問題を解決するから、結構な問題だったりするのか。
設定でも違いはあって、
本校系やってて気付くのは、分校組で出てくるのは美綺と上原くらいだけということ。
栖香と邑那は諸事情で絡みずらいから出さないんだな。
逆に美綺は発火点として使いやすいから使ってんだな。
分校組では外出が大きなウェイトを占めていたがこっちでは会話にも出てこない。
外に出る必要性があったときしか出てこないな、点呼もないし。
健速さんが『問題そのものは解決しないけどそれでも未来は明るい』ってVFBでも言ったたし、
まさにその通りだと思ったね、彼女たちなら大丈夫だと。
個人の問題を解決した本校系とは違い、実家の問題も解決した分校系では一気にやるとギャップを感じずにはいられない。
本校系やってると、実家のほうは?と思ったり、
分校系やってると、エロばっかで個人の掘り下げがされてないように見えるし、
やっぱり本校系と分校系は別の作品として見たほうがいいのかも。
■エピローグ
数年後の分校がどうなっているかを、見せるためのものだろうが、普通にみやびED後という感じがするな。
これで統一性を上げようとしたのかもしれないが、微妙というしかないな。。。