FOLKLORE JAM

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ブランド HERMIT
発売日 2003年10月24日
ジャンル 不条理系オカルティックADV
企画・原案 厘京太朗
原画 厘京太朗
シナリオ 丸戸史明 with 企画屋
音楽 feel
ムービー さかきみかげ / あまぎゆうる

シナリオ

ミステリーサスペンスもの。
章構成で毎章OPEDがある。
だが次回予告もなく、題名もない。
共通ルートスキップすれば、一人当たり2時間強で終わる。
ままらぶよりだいぶ少ない。
HERMITが作ったプロットを元に書いてるからか、丸戸らしくない素材だ。
企画・原案の厘京太朗さんの趣味なのかな?
細かいトコに粗があり、消化し切れてない部分もあるが、
なかなかにまとまっていたんじゃないかと。
いつもの軽いノリなのに、真面目なミステリーになっているのがおもしろい。
個別ルートで伏線を張り、オールクリアに向かうにつれ収束していくのが、わくわくする。
が、そのせいで消化し切れてない部分がある個別ルートにそれほど魅力がないのが残念。

テキスト

テンポは相変わらずいい。
でも会話の量は最近のに比べると減ってる。
ミステリー、サスペンスものだからしょうがないか。
むしろ会話のテンポにいいミステリーもののほうが珍しいか。
笑いで言うとNG恋より下、当然ままらぶより下。
笑いもあるにはあるが、基本楽しめる話、エンターテイメントだね。

グラフィック

人を選ぶ絵だ。
正直好みではない。
私服のセンスもぶっ飛んでるし。
量はテキストに比べ少ない。
いらないところであったり、欲しいところでなかったり、
イベントCGの入れどころを考えて欲しいところ。
背景はミステリースポットはそこそこ。
他はしょぼ目。

立ち絵

表情差分少ない、5パターンしかない。
服装差分を少な目。
ひなたは帽子かぶってたほうがかわいいな。
だがそれ以外は私服を何とかしろと……

音楽

OPのイントロがめっちゃかっこいい!!!!
この「レッドチェリーのピストル」は佐藤裕美さんだったのか。
佐藤裕美さんにしては珍しい曲調だ。
EDは爽快な感じ。まぁ普通。
BGMは恐怖を誘う曲が多くて雰囲気出る。

操作性

スキップ速い。
セーブスロット39個、オートセーブ4個。
ロード時バックログ生きてる。
カーソル自動移動あり。
テキストのフォント変えられる。
システムは総じて良い。
HERMITは1作目からシステムがよかったんだね。
ままらぶでも、NG恋でも変わってなかったから予想通りだが、
OPとEDを既読スキップで自動に飛ばせないのめんどい。
悪かったのはボイス。
たまに音量が上がったり、ここだけ別撮りじゃね?ってのがある。

ムービー

曲の良さも相まっていい感じに仕上がってる。
ミステリーやサスペンスさを出しつつも、曲がノリノリなので部活動ってのも出てると思う。
ここでもOPのイントロがオカルティックさを出してていいね♪

以下ネタバレあり↓↓↓↓↓↓

総評

全体的には良作だけど、ちょっと惜しい部分が見受けられる作品だった。
伏線の張り方というか引きがうまくて話に引き込まれるんだけど、
締め方がちょっともう一息って感じ。
5つ目の封印あたりからどうにも無理やり感が漂ってたし、
真相は分かったのに、あまりすっきりしないし。
双子と神那岐方面の話が足りなかったせいだな。
個別ルートで一番良かったのはひなたルート。
SFにはありがちなタイムスリップものだったけど。
意外なほどうまく書かれていた。
設定は良くあるものだが、そこに解けない謎がいいエッセンスになってておもしろい。
ひなたの過去も特徴もうまく活かせていたと思う。
代わりにもったいなかったのが維月。
幼馴染でいい設定持ってるのにうまく活かしきれてなかった。
メインの話を進める関係上、そこに話を当てられなかったかな。
好きなキャラは茂蔵美恵子先輩だね!!!!
ヒロインより魅力あるよこの二人!!!
双子よりも美恵子先輩攻略したかった。。。
主人公がずっとヘタレたままだったのが残念。
話し方や扱いが丸戸作品の主人公だったが、
他作品の主人公は、ヘタレに見えても基礎がしっかりしてたり、
やるときゃやるって感じでかっこいい場面あったのに、
祐一はずっとヘタレだった。ひなたルートくらいだ、活躍したのは。
いざというときにしか役に立たないっていうけど、
いざというときもあんま役に立ってないよな……
大抵は維月の成果だし、役に立ったときも御札の力だし。