Flyable Heart

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ブランド ユニゾンシフト
発売日 2009年3月19日
ジャンル ダブル生徒会にまきこまれちゃう!学園ラブコメADV
原画 いとうのいぢ / 笹倉綾人 / ぺろ
シナリオ 市川環 / 風間ぼなんざ / あごバリア
音楽 水月陵
ムービー どせい

シナリオ

ブロッサムって感じだった!(ぉ
学園モノでありながら、ちょっと不思議な物語。
構成的には、そらうたが近いかな。最後のルートでいままでの布石を回収する感じ。
こういう構成にありがちな、個別ルートの消化不良はまぁないほう。。
布石がどうのではなく、もう1シーン欲しかったってのが多い。
ちょっと重く切ない感じになるのは、ななついろと同じ。
迫り来る悲しい運命と闘う、主人公とヒロインの描写はさすがにうまかった!!!
ななついろのすももルートを彷彿とさせる。

テキスト

複数ライター制だが、個別ルートでの差異はないみたい。
共通ルートで明らかにあごバリアっぽいテキストはあった。
明るく騒がしいシーンもよくあるゲームだけど、
個人的にネタでの笑いは作風に合わないので、好きではない。
恥ずかしさにもだえることもなく、日常パートは普通だった。
やっぱ見所は、後半のシリアス方面かな、悲壮感漂うテキストはやはりうまい!

グラフィック

イベントCGが1600×1200でダイナミック!!!!!

イベント絵:1600x1200
   背景:1200x800
    SD:800x600
  立ち絵:625x1000

となっていて、大画面モニタに嬉しい作り。
こんな綺麗なでかい画像があるとわくわくが止まらない!!!
エロCGも構図とか描き方が、よりうまくエロくなった印象。
数もシナリオの長さに比べ多い印象。
SDCGもあるので、飽きが来なく、楽しめる♪
背景は普通。近代建築ばっかだから、それほど気にならんか。

立ち絵

服装差分、表情差分多め。
のいぢの描く私服は、他のエロゲと違って可愛いな。
なんともとてもキャラに合う服のチョイスだ。
どのキャラも照れ顔の差分は最高に可愛いな。

音楽

『Flyable Heart』は、おもしろい曲の加工で楽しい♪
『もう始まっている、未来。』は、ちょっと印象弱いな。
何度も聞いていけばよくなりそうだが、作中でのインパクトが低かったのがいけなかった。
BGMは切ない感じの曲は、ほんとすばらしい!!!!
前からそうだったが、「悲しげ」を表現するのがうまい!!
あと、『Caravan』『八重桜侠竹桃』なんかは印象的♪

操作性

スキップ速め。
セーブスロット80個
クイックセーブあり
ロード時バックログ死んでる。
他、各種設定あり。
桜子とすずのは声量が少ないので、キャラごとにボリューム調節できるのは助かる。
あとバックグラウンドで動かしていられるのも助かる。

ムービー

音楽ともばっちり合ってるし、賑やかで楽しくなるムービー。
サビちょい後の、学園の地図とキャラの立ち絵が動くとこが、なんか好き。
後半はCG放出してるだけに近くてちょっと残念。

↓↓↓↓↓↓ 以下ネタバレあり ↓↓↓↓↓↓

キャラ別感想

稲葉 結衣  CV:小倉結衣

双子だと発覚するとこや、晶との別離のときとか、
迫り来る悲しみや、どうしようもない気持ちってのがうまかった。
ななついろのすももと石蕗の別れみたいな感じで、きゅっと胸を締め付けられる感じ。
おでこを合わせるCGも同じだったし、好きだからいいけど。
思っていた以上に、すずのが物語を回していてびびった!
急にすずのが消えることや、晶と同じ存在なのかとか、
初回プレイで結衣ルート行ったから、ハラハラして楽しかった。
すずののこともあるし、個人的には結衣は初回プレイがオススメかも。

皇 天音  CV:宮沢ゆあな

結衣・天音共通ルートでの三角関係あたりが一番盛り上がった!!!
偽りの許嫁としてのデートで、嘘のデートだと言われて泣いてしまうのとか。
それを知り泣く結衣とか、二人で一緒の告白とか。
デレてからの天音はマジハンパねぇな!!
奏龍とのというか家族間の確執とか、重い話もあったけど、奏龍の株が急上昇する話だった。
奏龍は子供の頃からずっと、天音と母親を守っていたのかもね。
つか最後の奏龍のピアノ演奏シーンとか卑怯だから!!!
ぐみちゃんがピアノに関しては奏龍を尊敬する気持ちも分かる。

水無瀬 桜子  CV:遠野そよぎ

日常会話の時点で癒されるんですけど!!!!女神だわほんと。
普通に恋愛して進んで行ったが、いちいち可愛いし飽きない。
が、急に世界が変わって、桜子入院してるし、結衣はいないしで、
飛揚性健忘現象が関係ないプレイヤーは、平行世界モノに慣れてないときついかな?
どうせ元鞘だから、前の世界のままでもいいんじゃないか、苦労するだけなんじゃないのか、
とか思ったが、茂樹としっかり?お別れできたし、
桜子もこの心臓をくれた人と共に生きるみたいに誓いを立ててたし、
過去の懐かしき思い出を無意識下で共有できていたり、
存在が不確定な前の世界より、確かに苦労はするがこちらの世界の方がいいのかもね。
茂樹の遺書はやられたな〜。
感動的場面で、泣きそうにはなるんだが、演出と音楽がちょい足らないな。
泣かせに行っていい場面だと思うんだけどな〜。

白鷺 茉百合  CV:涼森ちさと

きりっとほんわかって感じだと思ってたら反転した!!!!!
急にツンていうか、もう嫌悪でもないな、うるさい有象無象みたいな扱いだわ。
ドMならば、なにか興奮するんだろうが、ショックがでかいわ!!!
でも後半になって、これはこれで良くなってきたり(ぉ
ラストが投げっぱなしなのが、残念。
結婚騒動は解決してないし、力業でどうにかなるもんでもなさそうだし。
こちらの世界で、入院していた桜子が死んだような描写あるが、突っ込まないし。
茂樹はトラウマを与えはしたのもも、本家の人たちに嫌な顔されるほどのことはしてないし、
茉百合が負い目を感じているだけで、なにも問題なさそうなんだけどな〜。
恋愛方面は力業で押し切って、周りに渦巻くなんやらかんやらはひとまず放っておいて、
二人に気持ちのみをはっきりさせようってのはいいけど、後処理がなさすぎる。
最低でも、エピローグで結婚騒動はなんとかなって、茉百合が茂樹のとこに挨拶にくるとかでもよかったのに。
反転したときとか、結婚騒動のときとか、声の演技がすばらしかった!!!!
反転したときの衝撃もすごかったし、それからのとまどいや素がちょっとでるときとかも、
絶妙な声の演技をしてくれてる。うまいわ。

九条 くるり  CV:茶谷やすら

飛揚性健忘現象とか晶の特異な遺伝子の話とか、真相に関わることがでてきたが、
本編自体はなんか普通だな。
くるりが消滅してしまうってのは、でかいことだけど、
問題は些細な行き違いだし、なんか普通だ。
共通ルートで急になれなれしくなったのは、調査のためだったのか。
あの変な状態は結構好きだったな。

雪代 すずの  CV:藤森ゆき奈

桜子以上に保護欲をかき立てまくるキャラ。
放っておけない小動物の頂点みたいだ。可愛すぎる!!!!
このルートやるまで、すずのはずっと死神だと思ってました!!!
忘レナ草やぴすぴすがあるし、ぴすぴすの学園と鳳繚乱学園は姉妹校だしさ。
(両方とも積んでるので、あくまでも死神の観念は推測だけど)
まさか思いっきり科学的で未来人とは……
考えてみれば、くるりやマックス、タイムマシンという布石はごろごろしてたわけだ。
不可視の監視システムもあったしね。
雨の中での別れと再会、そして再度来る別れ。切ないけどうまいわ!!
たとえ会えなくても、自分がすずのに関わるモノを未来に残すって、
別れの美学か〜悲しいけど美しい。
そんなEDを入れといて、フォローもしっかりしてくれるなんて、ユーザー想いでありがたい。
20年ぶりの再会で、あのタイミングを狙っていた晶はかなりの大物だよ!!!
タイムマシンに関わっていた以上、フライアに乗る前のすずのの存在は知ってたはずだし、
だが晶はすずのと接触はせず、育つのを待つ光源氏のごとく帰ってくるすずのをただ待ち続けるなんて。
ロリコンの称号は否応なく付けられるが、なんという純愛だろうか。
なんとなく時かけを思い起こされるね。

総評

オールクリアしなきゃ真相が分からない構成だけど、
各ルートはその真相に振り回されずに、まぁまぁ成り立っていたと思う。
だけど真相にほうが気になって物語が楽しめない場面もあったので、
やっぱもう一歩フォローが欲しかった。。。
結衣や桜子ルートは、もろに真相部分と関わっているから気になりまくったし。
結衣と天音ルートでオズの魔法使いの話は出てきたけど、
オズの国に残ることを選んだという結衣ルート。
最初から欲しいモノは心の中に、すぐそばにあったという天音ルート。
こういう絵本に掛けているのとかいいね、とっても♪
せっかくだから、全ヒロイン統一してほしかったけど。。。
ちょっと残念なのが、
晶と結衣はどちらかしか生まれることができないから、二人一緒にいる世界が存在しないのと、
桜子の病気を治すには、茂樹の心臓つまり死が必要になっていること。
しょうがないとはいえ、みんなが幸せなに生きている世界はないもんかね。。。
飛揚性健忘現象とか時空を超えると時間もちょっと戻ってしまうのとか、
逆転制御現象とか最後に辻褄あわせみたいに真相を語ったけど、
まぁ平行世界の観念とか論ずる作品でもなし、すごい科学ってことでいいか。
これでもまだ疑問点は合ったけど、プロフィールデータにいろいろ書いてってほぼ疑問解消できた。
本編で入れるほどでもないTIPSをこうやって載せてくれるのはありがたい。